エリカ先生 - 不倫の相談について -
ミレイ（以下、ミ）：
不倫に悩むお客さまも来られます。うら若きお嬢さんが、同じ会社のちょっと年上の人とかと関係を持ってしまう訳ですよ。上司だとか、先輩とね。片や男性はご結婚されているわけで、ひどい場合は、会社にばれて二人とも左遷になった、とか。
インタビュアー（以下、イ）：女性の場合ですと、いずれ結婚したい、奥さんと別れてほしいといった相談なのか、それとも、このまま続けていても良いのでしょうか、と？
ミ：
そのどちらもありますね。
イ：そういう方たちは、何を求めて先生に相談を？
ミ：
まず、人に言えないでしょ？たとえば親には絶対に相談できないし、話せる友達にとも思うけれども、友達だっていつもそんな話を聞かされるのはイヤなはずですよ。でも、占い師相手だと、お金も発生するし時間もあるし、悩みを聞いて何か答えを出すのが仕事・・・という形で成立するのよね。
イ：なるほど、それで先生に聞いてもらい、アドバイスももらえる、と。
ミ：
なかには、ただ聞いてほしいだけ、それだけで満足、という方もいらっしゃいますけれどもね。
イ：先生の中でも、不倫はダメという思いはありますよね、そんなときには？
ミ：
はっきり言います。できれば、その不倫相手の奥様の生年月日を聞いて、そのご夫婦がうまくいっているのか、不倫相手が「嫁とは別れる」と常套句を使うけれども、本心なのか、また別れられる夫婦なのか、彼女の心を引き留めておきたいだけなのか、とかね。
本当に離婚されて一緒になった方もおられるので、一概に「やめておきなさい」だけでは言いません。
いろいろ占ってみて、これは目が無いよと伝えることもあります。
イ：でも結局、不倫って世間的には悪いものだから、続けたほうがいいよというのはどうなんでしょう。
ミ：
勧めるんじゃなくって、たとえば、この３年のうち、ここで別れなかったらこの夫婦の離婚はもう成立しないから、あきらめたら？という言い方もする場合はありますね。目が無いから、と。