やり残したこと

インタビュアー(以下、イ):それが大変なことであってもね。

杏樹(以下、杏):
うん。でもね、いやいやじゃないけど。自分を抑えて抑えてしている人は早く死ぬ。

イ:亡くなるときの最後の言葉が、自分は何がしたかったと、もっとしたいことをすれば良かった、といって亡くなる方がもの凄く多いらしいですけど、まさにそれですか?

杏:
そうですね。さっきの話に戻りますけど、こういった世界に行きたいですっておっしゃる方、やりなさい、どんどん、って私は言う。もし失敗したら、って。失敗したら失敗したときに考えたらいいじゃないって。

そこまでいい加減にアドバイスしないけれど、背中を押してあげるのが私の役目だと。
あの時、ああしとけばよかったとかね。復縁でもそうですよ。前の時ああしとけばよかった。なんでしないの?

イ:出来ないものですよね。その時に。

杏:
したらいいのよ。がむしゃらにやってみたらいい。やりたいように。

私は誰がなんといおうと、(年数とか?)関係ないですよ。やるだけやったらいいじゃない。やらずに後悔するよりやって後悔したほうがいいっていうのが私の持論だもん。

スピリチュアルの世界でも一緒。なんでしないのか。神様は何も禁じてないの。不倫であろうが。ほんと。そんなの人間が決めたことだもん。ここに不倫の相談にいっぱい来るけど、私、どうぞ、って言う。いいよって。

イ:その人の話ですからね。

杏:
人を殺したりとか、そういうのだったらまずいよ。でもね、もし、ばれないんだったら私はいいと。そういうアドバイスはいっぱいします。不倫のご相談も多いんですけど。私は、魂は何度も何度も生まれ変わっているから、赤い糸の人はひとりじゃないしそれは仕方がないことです。それぞれに安心感を与えるのも私の仕事だと思っている。結局これは、悪いことだとか良いことだとか決めたがるけど、そんなものはないんです。善悪なんて無いんです。

イ:善悪なんてないっていうのは?

杏:
人間が決めたんですね。