カルマについて(その1)
インタビュアー(以下、イ):人を好きになることができない人がいますよね。いかに相手を利用するかしか考えていないというか、メリットの有無ばかりで。
ミズキ(以下、ミ):
よく聞きますね。
イ:結局、自分が本気で好きじゃないから、男性側も本気ではなく、傷つけられて…というのを繰り返すのは、それもカルマになるのでしょうか。
ミ:
なりますね。要求するだけの愛情にこだわりすぎているというか。赤ちゃんなんですよね、その魂って。まだおしめも取り替えてもらわないといけないような、赤子の魂が残っているんですね。要するに100%してもらうという愛情にとらわれ過ぎている。
自分から愛することができなくなっちゃうんですね。赤ちゃんなら、笑顔だけで親を幸せにできますが、一対一の大人の男女が、笑顔だけで幸せにはできませんよね?
おそらく原因として、成長不足があると思う。もっと深いところで、根本的に自分のことが大嫌いだから。こんな私を愛せる男の人なんて現れるはずがないっていうくらい、自分が嫌いなんですよ。
イ:自分に自信がありそうに見えても?
ミ:
本当は大嫌いなの。嫌い過ぎて、純粋な愛情なんて無理、と自己否定してしまっているんですね。頭の中で。愛情の面で幸せを感じられないんだったら、計算でいったらいいじゃない、っていうのが後から付け加えられただけって思いますけどね。
イ:それは本人はどうやったら気づくのでしょうか?
ミ:
私の古い知り合いにもそういう方がいますが、なかなかわからないですね。
私がその人に言っているのは、とにかく自分を好きになりなさいって。自分のことが大嫌いだから、人の愛情を疑ってしまうんでしょ?って。いくら愛情を尽くしてくれても、それを100%受け取れない自分がいるということは、「おまえなんか愛されるはずがないんだ」って自分で自分に囁いているんじゃないの?と。
なんとなくわかるとは言うけれど、なかなか動かないですね。