ミレイ先生 - 占い師になって良いこと・悪いこと -

インタビュアー(以下、イ):ミレイさんが占い師になられて、良かったこと・悪かったことをお聞かせください。

ミレイ(以下、ミ):
良かったことはね、見ず知らずの方の実体験や、秘密のお話が聞けることですね。
その方と一緒に、ある秘密を共有できる、という意味です。私はその方を知らない、そしてその方も私のことを知らない。その秘密の本当の話を一緒に共有できるというところかな。

あと、「ありがとう」とか「元気になったわ」と言ってもらえることで、逆に自分が元気づけられますね。本来こちらが占いで元気づけているはずなのに、お客さんの「ありがとう」のその一言に、自分が感謝できる。お客さんと一体になれる、共同作業みたいなところかな。

イ:では、悪かったところは?

ミ:
友達が減ります。保険の営業さんと一緒ですよ。本当にね。

占い師なんていう職業に就いちゃうと、みんな頼ってくるんで。友達関係がちょっとおかしくなってくる。
趣味や遊びでやっているなら、気楽な感じで占えるんですけど、やっぱり私も仕事としてやっていますので、プロとして間違ってはいけないというプレッシャーがありますよね。友達に対しても。

そのほかにも、友達自身に「絶対こうなってほしい、こう言ってほしい」といった先入観もあるじゃないですか。こういうふうになってもらわないと困る、みたいな。それが入ってくると、占いってすごくやりにくいですし。あと、しんどいです、正直。友達に依存されてしまうので。

だから、良かれと思って告げたことが仇になるケースもよくあります。

イ:良かれと思ってアドバイスされたのに?

ミ:
占いへの依存度が高くなってしまったり、悩み事がある時しか連絡をくれなくなったり。全員がそうというわけじゃないですよ。しっかりした子もたくさんいたし、私を助けてくれている友達ももちろんいるんですけれど。でも、まぁ、ほとんどの方がそうなってしまうんですよね・・・。

イ:せつないですね。