ミレイ先生 - 占い師になるまで -

タロット占いのミレイさんにお話を伺いました。

インタビュアー(以下、イ):まず、どのような占いかお聞かせください。

ミレイ(以下、ミ):
ウェイト版という基本のタロット占いで、カードは外国のオリジナルデザインのもの。
カードのもつ基本的な意味に、自分の感性やインスピレーションを合わせて読んでいます。

イ:きっかけは?

ミ:
小学生当時、実業之日本社の占い雑誌『My Birthday(マイバースディ)』の付録の、鏡リュウジさん監修のカードを、訳も分からず使っていました。中学を卒業するころ、24枚の占星術の入ったオリジナルのタロットカードを、自分のお小遣いで買ったのが最初かな。幼いころは自分のことだけ占っていたんですが、初めて自分で買ったそのカードでは、友達や家族を占ってあげるようになりました。

イ:幼いころから霊感があったから、占いにも興味を持ったとか?

ミ:
霊感はあまり意識してなかったけど、今思えば、ほかの人に見えないものが見えていたことはありましたね。

イ:それは霊的なもの?

ミ:
そう。母の姉が霊媒師をしていたりと、母方の親族はみんな霊感のようなものがあるのが普通で。
私が不思議なことを言っても、みんな「そうやな」というような、それが当たり前という環境でした。

イ:霊からタロットの世界へ進むというのは、珍しいのでは?

ミ:
でもタロットって、潜在意識が活性するから、興味の有無にかかわらず、
誰でも霊的な能力みたいなものはあるのかも。

イ:数多ある占いのうち、なぜタロットを?

ミ:
本当は絵描きになりたくて。美大にも進みました。タロットカードのデザイナーになりたかったんです。

イ:確かに変わったデザインですね。

ミ:
心の複雑な部分を表現する抽象画を描いていたので、タロットについても勉強しました。
絵柄でこういうことを訴えているんだな、こういう見方ができるなと。

イ:勉強はどれくらい?

ミ:
独学で、15歳から今日までずっと。勉強に終わりはありませんから。