占い師として気をつけていること

透子(以下、透):
この世界に入って3、4年くらいで、天狗になってしまってたんですよ。自分はすごい、自分は神だ、ぐらいの勢いで天狗になっていたことがあって、そういう時にポキッと鼻をへし折られたことがあるんですよ。

インタビュアー(以下、イ):それはお客さまに?

透:
そう、お客さまや周りの人とかにへし折られたことがあるので、それ以後、ちょっと気を付けてはいるんですが。

イ:ほかに何か、占い師として気をつけていることはありますか?

透:
私のところへ来ていただいた限りは、何か持って帰ってほしいという感じですね。気づきとか発見とか。
「そうだったんだ」と気づいてほしいので、またカウンセリングみたいに思われるでしょうけれど、私は極力厳しいことを言っていますね。

イ:それでは先生は、復縁についてどう思われますか?
たとえば一方的にフラれた方にはどのようなアドバイスをされますか?

透:
そういう方たちにはそれぞれ理由があると思うんですけれど、ただしんどかった、ただストレスだったというならば、そこは気づかせるように話を持っていきます。

ただしんどいだけだったんじゃないの?とか、ストレスだったら、距離を置くことや新しいことを見つけるのも大事ですよ、とは言ったりしますけれどね。ご縁もあるので。ちょっとオカルトっぽく聞こえるでしょうけど、“会うところでないところ”で会ったりとか、それは何かしら意味っていうのもありますし。

イ:一度別れた人でもまた違うところで、会い直す、みたいな?

透:
そうですね。寄りを戻すようなタイミングになったりとか、そういう感情がピタッと合ったときというのは、まだ二人に課題が残っているじゃないかという意味合いでは、寄りを戻す方向で勧めてはいます。

イ:復縁できるかどうかは、タロットで見えるものなんですか?

透:
よりを戻しそうだなということとか、こういうふうにしていったら会えそうとかいう出方はします。