占いに来られる女性について

インタビュアー(以下、イ):それでは、恋愛占いに来られる女性で、最近こういうタイプが増えてきたなというのがあれば。

ミズキ(以下、ミ):
ここのところはマリッジブルーが多いですね。もう結婚の準備が整っているのに、「この人でいいんだろうか」という。それも先ほどの自主性の話とつながるんですが、自分がその人と一緒に行きたいと思っているかどうかという自主性がやっぱり…。

イ:自信がない?

ミ:
そう、自信がない。目先の幸せであるとか、将来的に、この人でいいのか・・・つまり条件ですよね。

結婚の条件というのはもちろん、とても大切なものなんですよ。でも、そこばっかりに目がいっている人は、心では望んでないのに「この人だったら、まぁ良いか」と、本当は反発しているのに満足しようとしている。

イ:その人は結果的にそのお相手を結婚されるんですか?

ミ:
つい最近お見えになった方のお話なので、皆さんまだ結果は出ていません。

イ:この季節だからこそ、こういったケースが多いのでしょうか?

ミ:
ですかね? 梅雨時っていうのもあるかもしれません。

イ:また、来られる方々にお伝えしたいことはありますか?

ミ:
そうですね、女性に限らずお伝えしたいのは、自分の目線は自分だけのものなので、ほかの人と一緒になることなんて、絶対ないんだと。みんな一緒でなければいけないという概念は、日本人独特のものだったりする。

共感しないといけないとか、違う意見がいけないと感じてしまうだとか、自主性というのが悪いもののような、刈り取ってしまわないといけないだとかいう感覚を育てられますよね、特に日本人は。

ちょっと人と違うところがあれば、その小さい段階で親に切り取られる、個性が切られていくでしょ?個性を出してはいけないという恐怖で、本音を言えなくなる、っていうのもあります。みんなそれぞれ変わっているんだから、それでいいじゃない、一緒にする必要ないじゃない、とお伝えしたいですね。