占い師として良かったこと、心がけなど

インタビュアー(以下、イ):それでは、占い師をしていて良かったと思うことは?

ミズキ(以下、ミ):
まず一番思うのは、人にはそれぞれいろんな価値観があり、その価値観にとらわれながら生きているでしょう? 成長を遂げながらいろいろ変わっていくんだろうけれど、自分ではとても発想できないような感性で生きる人たちがおられますよね。そういう価値観・生き方があるのか、そういうことを悩みに思うのか、その悩みをどのように、励みやクッションにして、次へ切り出していくのか、皆さん多種多様にありますよね。それを見せていただけるのが、一番の良かったことです。

イ:自分自身の勉強になると。

ミ:
そうそう。自分の枠が広がった。私的な感覚で、やってて良かったなって思うことですね。

あとは、皆さまからの喜んでいただける声に、少しはお手伝いできたかなっていうような感じで、やっぱりうれしいと感じます。

イ:では、占いをする際に気をつけていることはありますか?

ミ:
自分の感覚を押し付けないこと。

相談者の方々といろいろ勉強させてもらったけど、占い師も人間ですから、自分自身の、良い・悪いの判断基準というのがやっぱりありますよね? そこに当てはめて押し付けてしまうと、その人が望んでいるような人生ではなくなるので、気をつけているつもりです。

イ:そこは出てきたタロットなり、数秘術なりで、そのままお伝えする感じですか?

ミ:
そうですね。この数字の人は、楽しく生きていきたいんだろうなとか、がむしゃらに生きていきたいんだなとか、そういう望みが少しわかるので、確認を取りつつ、「こういう人生を望んでいますよね」とお尋ねします。

それで間違いなさそうであれば、その生き方に即した見方、出てきたカードももちろん併せて見ます。そして、相談者が今どれだけつらい状況に陥っていても、それをバネにしていくべきだと出たら、そのようにお伝えしています。私だったら逃げるようなことでもね。