ミズキ先生 〜 不倫について(その2)

インタビュアー(以下、イ):
不倫相手との将来を見てほしいのか、自分自身がどうしたらいいのかでいうと、どちらの相談が多いですか?

ミズキ(以下、ミ):
どういう未来が来るのか想定していない人が、ほとんどなんですよ。

こういう未来が“欲しい”と思っている人は、「取りたいんです」「取るためにはどうしたらいいんですか」と言って来られたりします。もしくは、良い未来を想像できなくなっちゃって、苦しみもがいている人が「私、どうしたらいいんでしょうか」というのがほとんどです。

イ:そういう方にはどうアドバイスを?

ミ:
タロットって不思議なくらい、その人のメンタル部分が出てくるんですよ。
頭では「苦しむくらいなら、別れられればいいのに」と思っていても、本当のハートの部分は、「好きだから一緒にいたい」なら、それが出てくるんですよね。やっぱり離れられない、だって愛しているから、といったカードが出てきたり。

そういう時は、頭や理屈で考えても苦しいだけだから、自分の本心を認めて心のまま行動すれば?と持っていきます。「愛してるなら、一緒に居たらいいやん」といった感じで。

イ:どうすれば幸せになれるかというアドバイスを?

ミ:
「幸せ」って、どこで感じるかといったらハート、心ですよね。要は喜びを感じればそれで幸せでしょ?ということは、その人と一緒にいるのが喜びなら、それは幸せなんですよ。不倫だって何だってね。

そこの部分で世間と照らし合わせて、あの人たちはちゃんとしたカップル、仲の良いご夫婦…、私だけ不倫で人と比べて幸・不幸という基準をつくり出して、まるで自分だけが不幸な目に遭わされているかのように苦しんでいる。「そこから抜け出すために、幸せを感じられる場所はどこ?」というところまでくると、「だって好きなんやろ、あなた」となっちゃう。好きなら好きと認めて、なるだけ楽しい時間が持てるようにしばらく様子見たら良いじゃないの?ということが多いです。